インド生活にもだいぶ慣れてきた....というときに限って大抵何か事件が起きるので、気は抜けませんが、来た当初のイライラとかは無くなって最近はちょっとしたハプニングも笑ってやり過ごせるようになりました。さて、『世界の知能はここに集まる』とも言われているインド。最近では、次に来るのはインドだろうと世界中で注目されていますが、私も日頃インド人と接する中でビックリする事が多くあるので、今日は「インド人ってすごいなって思った事」をまとめたいと思います。


1. インド人は最低3、平均して4~5の言語を操る事が出来る!!
india
これは一緒に働く、日本語がペラペラのインド人Meghaさんに聞いた話。彼女は本当に日本が大好きで、インドで行われたJapanese speach contestで2位を獲得。その特典として日本を訪れた事もある強者。本当に社内でも彼女との会話は英語ではなく日本語で問題なし。インドの宗教観や、文化の話色々教えてくれます。

インドは国土が広い上に、各地域ごとに独自の言語を持っていて、同じインド人でも出身地が異なれば言葉が通じない事がザラにあるそう。私が今滞在しているバンガロールでは主にカンナダ語が話されていますが、お隣チェンナイでは人口の7割がタミル語。しかも同じタミル語でも更にそこから派生して、方言のように、" 言葉は通じるけどアクセントが異なる " っていう事もあります。
実際、インドには
『15マイルごとに方言が変わり、25マイルごとにカレーの味が変わる。100マイル行けば言葉が変わる』ということわざもあるそう。
インドでは学校教育の中で、3言語を学ぶのが必須だそう。①国の公用語ヒンディー語 ②母語または州の指定言語 ③英語。引越し・転勤が多い人だとそれ以外の言語も話せる人がいるそう。
ちなみに身につけ易い言語の組み合わせもあるようで、例えばヒンディー語を身につけている人であれば、グジャラート語やマラーティー語の取得は非常に楽なようです。

ちなみに言葉が異なれば、文字も異なる。
私はこないだLunchで訪れたレストランでインド人カップルと知り合いました。
彼女の方は大学生の弟がいるそうで、私の事を妹のように接してくれました。
インドの文字が可愛いという話をすると、私の名前をカンナダ語・ヒンディー語で書いてくれたのですが、本当に全く違う!! ヒンディー語の方はよく見るインド文字。カンナダ語の方は象形文字みたい。こういう違いも面白い!! インドって深いなぁってしみじみ思いました。



2. インドはスタートアップブーム!? 教育面でのサポートが大きいって話
startup
最近インドは起業ブームと言えるほど、スタートアップがどんどん登場する活気ある時代を迎えています。その筆頭とも言えるのが、前にこのブログでも書いたZomatoだったりするのですが、インドでは店の移り変わり、新しい店が登場する頻度が非常に高いような気がします。さっき上で述べた彼女の弟は大学でスタートアップの養成コースに所属しているそう。そんなコースあるの?と聞くと、普通にどの大学でも設けられているよう。
上昇志向の高い学生が多い事と、それを支える教育システムがあってこそ、今ノリに乗っているインド経済があるのだなと思いました。インドは本当に教育には力を入れています。人口が多い事から生まれる競争社会といまだ残るカースト制度の間で、学を身につける事の意味を万人が理解しているのだなと思いました。



3. 上司に対してはっきり意見できるインド人の仕事感
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インドに来る前のインド人の印象は、怠け者とか適当な人の多いイメージでした。
しかし、実際にインドで生活していると本当にインド人は働きものだなぁと感心させられる事が多くあります。ここインドではスタバはコーヒーを楽しみ、くつろぐ癒しのカフェスペースではなく、クライアントとの商談の場であり、仕事スペース化しています。また格差の大きい、カースト制のあるインドではステータスを重んじる人が多く、リッチな人は本当にいい暮らしをしています。
そういえば以前、同じ職場の営業マンDannyさんと「インド人と日本人の仕事に対する価値観の違い」について話した事がありました。インド人は上司に対しても物怖じする事なく自分の意見をはっきり言う。だから日本人の抱える、上司との人間トラブルによるストレスがよく理解できない、なぜ日本人はそんなに上司に従順なんだと聞いてきました。日本は縦社会であり、いまだに年功序列制度がある事を言うと、インドも確かに目上の者を敬う事はあるけど、ビジネス上では上司も部下も意見を言う時は対等であるそう。インド人は確かによく議論してる。いいものはこういう議論の中で生まれる事が多いんですよね!!


4. ビジネストーク大好きなインド人。
business
インド人はビジネストーク好き!! タクシーの運転手とか普通の会話の中で「お前の給料いくらだ」とか普通に聞いてきます。こないだ出会ったカップルも彼氏の方がレストランのオーナーと知り合いで、私と彼女が話しているのをいい事に、じっくりオーナーとビジネス話。私が「そろそろ帰らないと」と言うと、「あと10分待って、もう少しで話がまとまりそうなんだ」といった様子。彼女の方も「彼はいつもこんな感じよ」と笑っていました。

なんかインドが次に来ると言われている理由が、インドで生活していてリアルにわかってきたような気がします。